「天真爛漫:僕らはまだ中国を1ミリも知らなかった」
中国短期海外調査に参加した学生は、報告書発行にあたり、このような副題を付けました。一見、謙虚なコメントのようですが、1年間のゼミと9月の現地調査を通して、自分の経験に裏打ちされた中国観を体得したという喜びと自信が端的に示されています。10日間の現地調査で訪れたのは、北京、上海、そして上海郊外の朱家角、農村でしたが、学生たちは中国のスケールの大きさ、勢いを体感し、中国について新しい知見を得ました。自らテーマを選び、冬学期のゼミでは、実際の中国を見て感じたことを中心に議論を進め、レポートにまとめました。この報告書を通して、学生たちが中国への理解を深めた軌跡を辿っていただければ幸いです。