» 学部長挨拶


経済学部長・経済学研究科長 岡田羊祐

 

 

日本をとりまく経済・社会は大きな転換期を迎えています。国内では少子・高齢化が進み、社会保障の持続可能性が危ぶまれています。労働人口の減少やイノベーションの停滞による生産性の減退も問題となっています。ITやAIの進歩に伴って市場経済の独占化が進行し、貧富の格差拡大やプライバシー侵害のリスクも懸念されています。リベラルな価値観が後退しポピュリズムや排外主義も広がりを見せています。地球温暖化や深刻な環境汚染、国際的な貿易紛争、地域紛争や民族紛争の拡大など国境を越えた課題も山積しています。

 

一橋大学は、経済・社会を率いる数多くのリーダーを輩出してきました。しかし、現代に求められる「グローバル・リーダー」とは何でしょうか。どのような課題であれ、内外の状況を正確に理解しその解決方法を探るリーダーには、広い教養と深い専門性がブレンドされた能力が求められます。さらに、具体的な解決策を現実の世界のなかで実現させていくためには、強い動機づけとともに、意見の異なる人たちのなかで粘り強く合意形成を図っていく人間力と高度な専門知識が求められます。そのような時代を生き抜き、先導する人材を育てることが、一橋大学の重要な使命です。

 

一橋大学経済学部は、日本語・英語の両方で優れたコミュニケーション能力を持ち、経済学の専門知識と分析スキルに基づいて活躍できるリーダーの育成を目指し、2013年度にグローバル・リーダーズ・プログラム(GLP)を開始しました。英語で開講される基礎科目や経済学部専門科目の履修、さらにはアジア新興国や欧州への短期海外調査、長期海外留学等によってグローバル・リーダーの育成を目指します。それを支えるのは、経済学部独自の体系的なカリキュラムと海外経験の豊富な多数の教員です。

 

意欲あふれる皆さんが一橋大学経済学部に入学し、GLPを通じてグローバル社会に貢献しうる人材として巣立っていくことを期待しております。

 

 

 

グローバル・リーダーズ・プログラム 経済学部コラムシリーズ(4)

世界見聞録 第1回:手前勝手な英語力測定法         

 

グローバル・リーダーズ・プログラム 経済学部コラムシリーズ(3)

「お・も・て・な・し」考

 

グローバル・リーダーズ・プログラム 経済学部コラムシリーズ(2)

ミラノでのエピソード

 

グローバル・リーダーズ・プログラム 経済学部コラムシリーズ(1)

発足に寄せて